シアリスとお茶の併用の抗癌作用

2013年1月、シアリスなどのED治療薬とお茶の併用で抗癌作用が得られる、というニュースが注目を集めました。
お茶に含まれる「エピガロカテキンガレート(EGCG)」とED治療薬の組み合わせが、癌細胞を特異的に死滅させるという報告です。九州大学大学院農学研究院の研究チームから発表された情報です。
お茶にはEGCGが、癌細胞の細胞膜表面のタンパク質を結合することで、健康な細胞は攻撃せずに問題のある細胞だけを死滅させることが発見されていました。
しかし、EGCGは酵素の働きによって力が弱まってしまうのがネックでした。今回の発見は、ED治療薬がこの酵素の働きを抑え、抗癌作用を高めるというものです。
つまり、「ED治療薬を使ってEGCGが最大限の力を発揮させる」ということです。
EGCGは8種類ある茶カテキンの中でも、最も生理活性が高いと言われています。そのため、ED治療薬と併用で効果が高められれば、病気の細胞だけを叩ける有効な治療法となることが期待されます。
また、シアリスなどのED治療薬は、血流を良くすることで生活習慣病を予防する効果も期待出来ると言われています。
ED薬が他の病気の治療にも使えることが確認されれば、研究費をかけずに新しい薬を作ることが出来るかもしれません。今までは創薬の時代と言われてきましたが、今ある薬の副作用や併用による効果を利用して、他の病気の治療に役立てていこうとする試みもあります。
今後の研究に期待が集まる分野です。
まだこの研究結果ははっきりしていませんが、シアリスとお茶で副作用があらわれるわけではありませんから、現在シアリスを使っている人は予防のために併用してみるというのも良いでしょう。